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巫女さんのための拝礼の仕方


神社では拝礼は最も重要な作法の一つです。

最近では２礼２拍手１礼を覚えている人も多く
神前で神妙に拝礼を行なっていく参拝者が多く
なって来ました。

しかし、２礼２拍手１礼を覚えているのはいいのですが
拝礼のやり方が９９％の人は間違っています。

拝礼は神様に向かってお辞儀をするわけですから
従って最も敬意を表したお辞儀をしなければ
なりません。

つまり腰から９０度背中を折り、背中を地面と並行にして
手は膝小僧に当て体を支えます。

これが拝の正しいやり方です。

神職さんが神前で礼拝をするのをよく見てて下さい。

やはり、背中を床と並行にするくらい曲げていますね。

このように神様にお辞儀するわけですから、人間にお辞儀するような
浅いお辞儀ではいけません。

９０度背中を曲げるのを拝というのは、先程書きましたが、
６０度くらいのを深揖（しんゆ）、３０度くらいのを
小揖（しょうゆ）と呼びます。

神職さんはこれら３種類のお辞儀を使い分けて祭祀を
行っています。

決して適当にお辞儀をしているわけではないのです。

私たち巫女もどのような場面でどんなお辞儀が必要か
覚えて行かなければなりません。